ヒストリーゾーン

サーマルファクス
FAX-600(1992年)

1987年にブラザーはファクスの生産を始めましたが、市場ではすでに30数社が競合しており、国内、海外ともに苦戦を強いられ、4年連続で赤字が続いていました。そのような中、事業の存続をかけ、記録紙のオートカット機能、アンチカール機能を搭載し、700~800ドルが中心価格帯だったところに399ドルという価格設定をした「FAX-600」を発売し、アメリカで大ヒットをしました。その後、普通紙ファクスやレーザーエンジンを搭載したファクスの需要もSOHO(Small Office Home Office)市場を中心に急増し、ブラザーの情報通信機器事業の柱となりました。

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